皆さん今日は。サ変動詞「する」の未然形「さ」が成立する過程について詳しいことをご存じの方はいらっしゃいますか。日本語の言語学の専門文献が入手できない状態にあるので,確かなことが調べられず困っています。
現代語のサ変動詞は未然形と終止形にはそれぞれ複数の語幹(「さ」/「せ」/「し」と「する」/「す」)が共存していますが,助動詞「さす」と「らる」に接続する語幹の「せ」から「さ」への歴史的な変遷について教えて頂ければ幸いです。助動詞「す」と「る」はア段に接続したがるので子音を重複させながらアを前方に付けることによりア段に接続できる状態にあった訳ですから「せ-さす」と「せ-らる」の儘でも差支えなかったはずではないかと疑問に思います。それは,助動詞「(さ)す/(ら)る」が連用形をベースに一段化した後も終止形が連体形に吸収された後も変わらなかったはずです。関東で未然形「せ」が連用形「し」に圧迫されて二段化(し/し/する/する/すれ/しろ)して行った過程は理解し易いのですが,「さ」の語幹が成立した過程が未だに理解できずにいます。お知恵を拝借できれば幸いです。
現代語のサ変動詞は未然形と終止形にはそれぞれ複数の語幹(「さ」/「せ」/「し」と「する」/「す」)が共存していますが,助動詞「さす」と「らる」に接続する語幹の「せ」から「さ」への歴史的な変遷について教えて頂ければ幸いです。助動詞「す」と「る」はア段に接続したがるので子音を重複させながらアを前方に付けることによりア段に接続できる状態にあった訳ですから「せ-さす」と「せ-らる」の儘でも差支えなかったはずではないかと疑問に思います。それは,助動詞「(さ)す/(ら)る」が連用形をベースに一段化した後も終止形が連体形に吸収された後も変わらなかったはずです。関東で未然形「せ」が連用形「し」に圧迫されて二段化(し/し/する/する/すれ/しろ)して行った過程は理解し易いのですが,「さ」の語幹が成立した過程が未だに理解できずにいます。お知恵を拝借できれば幸いです。