ヒアリング方

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adexx

Senior Member
Vietnamese
This is from business correspondence: "JETROへのヒアリング方有難うございました。"
Basically I understand the whole sentence but I wonder what 方 means here, and how do you read it? (Is it "kata" or "hou" or something?)
The way I see it, we can remove 方 here without changing the meaning right?
 
  • Flaminius

    coclea mod
    日本語 / japāniski / יפנית
    It is kata and the meaning is (『大辞泉』 s.v. 方; 2-2):
    動詞の連用形や動作性の漢語名詞に付いて、…すること、の意を表す。「打ち―やめ」「調査―を依頼される」

    ヒアリング is an English-derived noun whose meaning is performing an action. ヒアリング方 is semantically no different from the unmodified noun but it sounds more business-like.

    方 does have a syntactic raison d'être for 打ち方; one does not say 打ち(を)やめる. The Japanese syntax, however, does not require 調査方 and ヒアリング方. To me, how these expressions have come about is a mystery.
     

    Wishfull

    Senior Member
    Japanese
    (この文脈に用いられている「方」の例文)
    調査方御依頼相受け候。
    調査方御依頼について回答申し上げます。
    促進方、お願いいたします。
    善処方、よろしくご手配ください。
    周知徹底方よろしくご配慮願いたい。
    周知方よろしく御配慮願いたい
    調査方依頼される(例外的に「を」が使用されているが、これは受動態であるからと思われる。)

    (上記例文の特徴)
    1. 文語的表現。公的文書に用いられる。口語的表現で言えば「のほう」「のほうを」に相当すると思われる。
    2. 能動態で書く場合は「かた」の後に目的語を示す「を」は必ず省略される。
    3. 依頼する、とか依頼される、という文脈で用いる場合が多い。

    ・ ・・・・・・・
    (筆者がこの文面を書いた経緯のスペキュレーション)
    1・「ジェトロへのヒアリング、有難うございました」と書いたが、「ヒアリングを」と「を」をつけたほうが良いか、つけないほうが良いかと悩むことになった。つけても、つけなくてもしっくりした日本語にならない。
    2.「ジェトロへのヒアリングをしていただき、(あるいは実施してくださり)、有難うございました。」と書けば、日本語としては完成度が高くなるが、冗長になってしまう。
    3.そこで、「を」を省略できて、さらに「のほう」という、ダイレクト表現よりも、若干丁寧な印象があり、しかも「御依頼した」というニュアンスも醸し出す、シンプルな表現として「ヒアリング方」を使うことを思いつくにいたる。

    以上、「ジェトロへのヒアリング方(=聞き取り調査方)有難うございました」
    と筆者が記載した意味を翻訳すると、
    「ジェトロへの聞き取り調査のほうを御依頼したところ、実施してくださり、有難うございました」というようなニュアンスになると考えられる。

    (反論)
    1. 今日の日本語では、一般的には用いられない語法であり、官公庁などが上から下に通達するときに「周知徹底方よろしく・・・」などと使用する場合に限られており、一般民衆どおしの会話にはもっぱら、「のほう(の方)」が使われることが多い。しかしひょっとすると筆者の環境では「業界用語的」に当たり前に使われているのかもしれない。
    2. カタカナ語の「ヒアリング」に「方」をつけることへの違和感があり、少なくとも私にはなじめない表現である。(私はごく普通の日本人と思っているのですが・・・)
    3. 「“ヒアリング方”」でGoogle検索しても、当然のことながら、ヒットしない。
    (「ヒアリング方法」などといった別の語法がヒットする」)
     このことから、マイナーな語法、あるいは不適切な語法と考えてよいのではないか。


    (外国人の方へ、このような「方」を使用する表現に対するアドバイス)
    1. 自分自身では使わないほうが良い。冗長表現になる可能性あり。このスレッドのオリジナルの文章は正しい日本語ではない可能性がある。
    2. 口語の「のほう」「のほうを」と同義語と解釈してよい。
    3. 省略しても意味はほとんど変らない。
    4. 「を」はつけない。


    (edit)
    辞書に文句をつけてもしょうがないのですが、「打ち方やめ」「飲み方をひらく」という、動詞の連用形に「方」をつけたもので、how to --- ではない語法のものと、「調査方」「周知方」などの名詞に方をつける語法のものは、別のカテゴリーと思って区別したほうが良いと思います。
    「飲み方開く」 は 口語で全く当たり前に使われて、かつ、 「を」がつきますから。
     
    Last edited:

    Flaminius

    coclea mod
    日本語 / japāniski / יפנית
    辞書が日本語のすべての用例を網羅しているわけではないので、通用していても辞書にない語法は当然存在します。そのような例を指摘してくださってありがとうございます。

    実は私はWishfullさんのポストを読むまで「飲み方」という語も「飲み方をひらく」という構文も知りませんでした。私が常用するのは「飲み会」や「飲み」という連用形から派生した動名詞そのものです。
     
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