勇毅にして阻まず、労苦して倦まず

ichfrage

Senior Member
Chinese
ある言葉を読みました、「勇毅にして阻まず、労苦して倦まず」

たわしの問題は下記です
1. 勇毅の発音が“ゆうき”ですが、この発音は“勇気”と同じですか?

2. 労苦の意味は苦労とほとんど同じですか?
労苦:(スル)心身が疲れ苦しい思いをすること。苦労すること。
苦労: 精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること

捕获.JPG


3. 辞書を引くと、“倦まず”とは二つの読み方があります:あぐまず、うまず
どちらがもっと常用ですか?

ありがとうございます。
 
  • ある言葉を読みました、「勇毅にして阻まず、労苦して倦まず」

    たわし(--->わたし;))の問題疑問は下記です
    1. 勇毅の発音が“ゆうき”ですが、この発音は“勇気”と同じですか? わかりません。おそらくイントネーションも含めて同じなのではないかと推定します。

    2. 労苦の意味は苦労とほとんど同じですか?  わかりません。たぶんほとんど同じか、全く同じと思います。差は古い表現(古語の一種)と今の表現。
    労苦:(スル)心身が疲れ苦しい思いをすること。苦労すること。
    苦労: 精神的、肉体的に力を尽くし、苦しい思いをすること

    View attachment 83462

    3. 辞書を引くと、“倦まず”とは二つの読み方があります:あぐまず、うまず
    どちらがもっと常用ですか? どちらも「常用」ではないと思います。古語の一種と思います。

    ありがとうございます。
    義務教育で中学校で習う古語、漢文の知識と、当時の大学共通一次試験で良い点をとるためだけの勉強として高校の進学校で現国、古語、漢文を学んだだけの、理系の、読書は趣味ではない、一壮年期の日本人の個人的感想を申し上げます。
    この文章を読んでもすぐには意味は理解できません。「勇毅」は「勇敢」「勇気」の「勇」と「毅」は男の名前で「たけし」と呼ぶのを知っているので、文脈から考えて「勇敢であって決してひるまないし、苦労することも厭わない」的な意味なのだろうと、大雑把にとらえてスルーすると思います。必要があればgoogle等で調べると思います。英語のネイティブ話者も知らない単語が文中に現われた時に(必要時には辞書等で確認しますが、そうでなければ)前後の文脈から意味を推定してスルーすると聞きます。そういった類の単語だと思います。

    この文章を読んではじめに思うのは、これは漢文からの引用なのだろう、ということでした。漢文であれば、昔の中国語ですので、今の日本語で「苦労」と言う単語が「労苦」と書かれていても、それはよくあることだろう、と自分の頭の中で理解します。

    Google検索をすると、明治時代の翻訳であるとわかりますので漢文の引用ではないとわかります。
    その場合の私の理解は、明治時代の文豪でも夏目漱石の「吾輩は猫である」「ぼっちゃん」などは、現代の口語に近い文体で書かれていますが、森鴎外の「舞姫」などは、昔の文語で書かれていて、より難しいと(高校生の時に)感じました。

    あるいは、「昭和憲法」と「大日本帝国憲法」の文体の違い、というのもたとえになると思います。(この文章は、昭和憲法の文体ではなく、大日本帝国憲法の文体を採用していた、という意味です。)

    大学以降はこの手の文体に遭遇することはほぼありませんので、特定の文系の職種以外の一般的(あるいは無教養)な日本人にはあまりなじみがない単語だと正直思いました。おそらく専門的な解説の書き込みがこのあと入るでしょうから、ご参考までにあえて恥をさらしておきます。
     
    Last edited:
    ichfrage said:
    1. 勇毅の発音が“ゆうき”ですが、この発音は“勇気”と同じですか?
    大辞林によると,「勇毅」と「勇気」の発音は同じですね。アクセント格は,両方とも,「うき」の「ゆ」にあります ("頭高型")。ですから,発音は両方ともこんな感じですね。
     
    Back
    Top