比較: 多くのことを恐れるようになる

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Shiori Akaba

Senior Member
Japanese
こんにちは。日本語について質問があります。

例えば、以下のような文で、日本語で文法的な解釈が正しいかを判断して欲しいのです。

1. 花子は太郎よりも、多くのことを恐れるようになるでしょう。


この文の場合、花子が今後未来において多くのことを恐れるようになることは含意出来ると思いますが、太郎が未来において恐れることよりも花子がもっとたくさんのことを恐れるようになるという解釈は可能ですか。

つまり、太郎が現状恐れていることよりも花子は未来において多くのこと恐れるようになるのではなく、未来においてお互いに「太郎よりも花子の方が花子の方がたくさんのことを恐れるようになるでしょう」という解釈になりますか?
 
  • Yokozuna

    Senior Member
    Japanese
    こんにちは。
    未来の太郎と比較していると解釈することは可能だと思います。
    例えば、太郎が花子の父親などの場合は、「成長した後の花子が、現在の太郎より多くのことを恐れる」となる可能性が高くなりますが、
    一方、太郎と花子が兄弟などで一緒に成長していく場合は、「成長した後の花子が、同じく成長した後の太郎より多くのことを恐れる」と言っていると考えられます。
     

    SoLaTiDoberman

    Senior Member
    Japanese
    1. 花子は太郎よりも、多くのことを恐れるようになるでしょう。

    文脈や背景がなくこの文章だけを提示された時に、私はこの文章を、『(将来的には)花子の方が太郎よりもより警戒心が強くなると思われる』という意味だと捉えました。今は、花子の方が幼いので「向こう見ず」、「無鉄砲」で「怖いもの知らず」ではあるが、本質的には花子の方が利口・聡明であるので、将来的には太郎よりも賢くなって、(世の中に多数存在する)警戒すべき事を警戒するようになる、的な。ですから、未来の時点での性格どおしの比較だと思いました。
     しかし、「太郎」がすでに他界している人物なら「未来vs過去」としかなり得ません。

     日本語は結局のところ文脈や背景次第ですので、どちらかの解釈に「日本語の文法のきまりにより決定される」ということはないと思います。文脈次第では全く違った第3の意味になり得るかもしれません。

     従って、文法の教科書などに短文のみが掲載されていると、その解釈は「常識的な」とか「高頻度で起こりそうな」とか「歴史的事実」とか「科学的真実」とかに合わせて妥当と思われるような解釈にならざるを得ず、例えば「日本語のテストの間違った選択肢として」とか「ハリーポッターの中で起きた魔法の力による出来事として」とか「うそをつく病気の患者の発言」といった特殊な文脈まで含めると、無限の解釈が可能になります。

     英語などでは文法的に(時制などで)その文章の意味が規定されることが日本語より多いけれども、逆に日本語は文脈や背景に依存している言語だと思いますので、『ご提示された文章だけであれば、文法的にはいかようにも解釈できうる』というのが正しい回答なのではないかと思います。

    「花子」と「太郎」は女性と男性の代名詞のように用いていると考えられますが、これが実際は「百合子」と「晋三」であったなら、これまた今後の政局次第でかなり違った意味になりますでしょう。
     「女性一般」が「男性一般」より子供を持って母親になると・・・的な意味なら、男性の警戒心は未来も過去も一定であるのと比較して、女性の警戒心が変化するという解釈が成り立つかも知れません。
     
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    Shiori Akaba

    Senior Member
    Japanese
    お二人とも、ありがとうございます。では、以下のような場合でも、同じように解釈が可能ですか。教えてください。

    1. (未来において、) 花子は太郎よりも、多くのことを恐れているでしょう。

    Thank you.
     

    SoLaTiDoberman

    Senior Member
    Japanese
    1. (未来において、) 花子は太郎よりも、多くのことを恐れているでしょう。

    どんな背景からどのような目的で御質問されているかわかりませんので、ワナに落ちるようなのは嫌ですが、この文章だけを見ると、『花子の方が太郎よりも敵を作りやすい性格であるため、太郎よりも多くの敵を作ると予測される』的な別の文脈も想像しました。しかし以前の解釈もすべて可能だと思いました。
     このスレッドで何をお尋ねになりたいのか知りたいです。
     

    Shiori Akaba

    Senior Member
    Japanese
    ありがとうございます。
    いえ、単純に「恐れる」が状態(be afraid of~)か動作(fear~)で解釈に差があるか知りたいと思いまして。。。
    この2つ目の文の場合、未来の太郎が恐れている状態よりも、花子の方が何かを恐れている状態にある、という解釈が可能かなと。
     

    Yokozuna

    Senior Member
    Japanese
    状態、動作で解釈に差があるとは思いません。
    例えば、「20年後には花子は太郎よりも裕福になっているでしょう。」であれば、SoLaTiDobermanさんの解説の通り、文脈によってどちらの意味にもとれると思います。

    「恐れているでしょう」という表現自体があまり使わないものだと思います。
    「~ている」というのはあくまで状態が継続していることを表します。
    「現在の花子が何かを恐れている」「過去の花子が何かを恐れていた」というのは自然ですが、「恐れる」という感情の動きを予測するとき、その感情が継続する状態をわざわざ表す状況があまりない気がします。
    SoLaTiDobermanさんの挙げられた例のような「敵を作りやすい人で、常に恐れていることが予測される状態」など、特殊な状況でしかつかわないと思います。


    追記:「恐れているでしょう」の例について考えていたのですが、「日本人は未来において現在より多くのことを恐れているでしょう。」、「花子は成人した後も親のことを恐れているでしょう」などは持続性があるので自然ですね。「(未来において、) 花子は太郎よりも、多くのことを恐れているでしょう。」も文脈によっては自然でしょうね。
     
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