to close / to open

gengo

Senior Member
American English
開ける(あける)/開ける(ひらける)や閉める/閉じるという動詞ペアについて、この間日本語を勉強しているアメリカ人に質問されました。
その使い分けはなんとなく直感的にわかりますが、他人に説明するとなると、今一です。

それぞれの一対で、どんな場合にどちらの動詞を選ぶかの目安はあるのでしょうか?
簡単な答えはないと思いますが、大体の原則で結構です。
 
  • 他動詞「とじる」と「しめる」の使い方については、例えば「旅する応用言語学」のこのページに説明があります。
    手っ取り早い方法は、コロケーションのユニットを覚える努力をしながら、語感を身に着けて行くことではないかと思います。私でしたら、そうすると思います。遅かれ早かれ、単語を一つ一つ覚えるだけではなくて、単語と単語の組み合わせのパターンを覚えなければならなくなるので、初めから単語のコロケーション的な使われ方に注意して学習する方が効率が良い様に感じています。
     
    「開ける(あける)」と「開ける(ひらける)」、そして「閉める」と「閉じる」は、それぞれ微妙にニュアンスが異なります。
    「開ける(あける)」は、何かを手や力で開く場合に使われます。例えば、ドアや窓を開ける、缶を開けるなどが該当します。
    「開ける(ひらける)」は、それまで狭い状態だったものが、広い状態になる場合、閉じていたものがあけ放たれる場合や、妨げがなく広々と見渡せる状態になる場合に使われます。例えば、問題解決への気運が開けた、視界が開けた、といった場合に使います。
    また、人情に通じ、物分りがよい場合に「開けたおじさん」というような使い方をしたり、打ち捨てられていたものに、人手が加わる場合、文明・繁華の状態に進む場合に「土地が開けて来た」というように使います。

    「閉める」は、何かを手や力で閉じる場合に使われます。例えば、ドアや窓を閉める、蓋を閉める、といった場合に使います。
    「閉じる」は、自然な力で閉じる場合や手で優しく閉じる場合に使われます。例えば、目を閉じる、口を閉じる、本を閉じる、といった場合に使います。
    ただし、これらの動詞の使い方には例外もありますので、これらが絶対的なルールではありません。(ほぼChatGPTにより作成、一部オンライン辞書の定義から改変引用)
     
    Thanks to both of you for taking time to reply. The website that Joschl provided was very useful, as were your comments. Joschl's was funny because that was exactly the advice I gave to my friend.
     
    Back
    Top